旦那の家族と付き合い始めて15年。
そうりゃあもう、初めは大変でしたし、お互い、敵としか見ていませんでした。
でも今は、
結構仲が良いです。
最低でも週1、多ければ週2〜4くらいで顔を合わせています。
(車で5分の距離に住んでいます)
国際結婚に限ったことではないですが、
旦那の家族との付き合いに悩んでいる人、多いですよね。
逆に、
始めから良い関係を築いている人の方が、稀なんじゃないでしょうか。
私も、始めから仲が良かった訳ではありません。
何が変わったかというと、
結局は自分が変わったことが、一番大きいです。
何を変えたかというと、
- 自分の意見は、きちんと伝える。
- ネガティブな事は、逆の発想でポジティブに。
- 年上を敬い、リスペクトの気持ちを忘れない。
順番もこの順番で少しずつ変わっていきました。
一番大切なのはやっぱり、
自分の意見や気持ちを、
毅然とした態度で、
きちんと伝える事です。
順番に説明していきますね。
義理母には、自分の意見をきちんとに伝える。
私も今まで散々、嫌味のようなことを言われました。
例えば、結婚式前に言われたことは、
- あなたの選んだドレスは悪くないけど、こっちの方が花嫁らしいから、こっちに買い換えなさい。
- あなたの選んだ招待状のデザイン、エレガントじゃないわね、こっちにしなさい。
- 結婚式の前日に『あなたは、うちの息子の子供を産めばいいんだからね』
- 結婚式の翌日には、『あなたの仕事は子供を産むことだからね』
それに対して私は、
- でも、もうドレス買いました・・・
- あっ、でも私はこれが好きなんで・・・
- 絶句・・・
- 絶句・・・
もちろん、ドレスも招待状も私が選んだものにしましたよ。
でも心の中は、怒り狂っていました。
まあ、当たり前ですよね。
こんなこと言われて、平気な人なんていません。
でもこれは、
嫌味ではないと、いつの頃からか気づいたんです。
義理母の、単なるオピニオン(意見)なんです。
彼女がそう思っているだけなんです。
その意見をただ、口にしているだけなんです。
それだけです。
深い意味はありません。
それが彼女(私の義理母)なんです。
意地悪をしてやろう、とかそういうのではなく、
思ったことを口にするだけ。
常識のある大人なら、
『これを言ったら相手が傷つくかも』
と思うかもしれませんが、
彼女はそう思う前に、言ってしまう性格なのです。
だから、
自分も、率直な意見を、義理母に言えば良いんです。
今まで私は、
自分の意見を言ったつもりでいました。
ウエディングドレスを拒否された時、
私は、
『自分の選んだドレスが好きだったから買ったので、他に変えるつもりもないし、義理母の選んだドレスは好きではない。』
そう思ったのに、
『もうドレス買ったので・・・買い換えません。』
それしか言えませんでした。
私が言わなくてはいけなかったのは、
『私が気に入って買ったドレスなので、それを着ます。私の結婚式なので。』
そうはっきり言えばよかったのです。
そして何を言われようと気にしない。
なぜならそれは、
彼女のオピニオン(意見)であって、私のオピニオンではないのです。
人の意見に左右されては、いけません。
自分の気持ちがブレるから、
いちいち他人に言われたことが気になり、落ち込むのです。
2人目を産んだ後、義母に、
子供は2人までにしなさい。
3人以上いるとお金がかかる。
お金がないのに、子供を育てるなんて、子供がかわいそう。
私は2人目の後に、卵管を縛る手術をしたのよ、あなたもしたら?
と言われました。(本当の話です)
余計なお世話だっつーのぅぉおおお!!
そう思ったので、
あなたがそう思っているからと言って、私が同じ意見だとは限りません。
私はその意見に反対です。
それに、私はあなたの家族だからこうして、聞いていますが、
他人(親戚のお嫁さんとか)には、そういう事は言わない方がいいですよ。
あなたには関係のない事ですからね。
と、私の率直な意見を言いました。普通にね。
すると
『ああ、そうね』と彼女も普通に返してきました。
そこには何の感情もありません。
ただお互い意見が違う、ということが確認されただけです。
嫌な気持ちにもなりませんでした。
ただ意見が違うでけですから。
何かを断るのも、普通に断ればいいんです。自分の親に言うように。笑
遠慮はいりません。
そして、
きちんと断ったにも関わらず、勝手に物事が進んでしまっても、
私は私の予定に合わせます。
私は断ったのに、義理母がそうしたいからしただけです。
特にそのことに関しては、気にしません。
ネガティブな事は、逆の発想でポジティブに。
私の旦那はマザコンなんです。
すごいんです!
以前、日本に住んでいた時は、
週1で家族とスカイプしていました。(1時間くらい)
そこまでは良かったのですが、子供が産まれた日から、
毎日スカイプで電話するようになったんです!
そして週末は、1日2回!
1日2回って・・・すごくないですか?!
何をそんなに話すことがあるのでしょうか??
そして今、オーストライアに住んでいますが、旦那の実家は車で5分です。
旦那が実家に通う頻度は、
- ほぼ毎週日曜日は、ランチ。(家族全員)
- 土曜日の朝はコーヒー(子供の習い事の待ち時間に、私と旦那で)午後もコーヒーに(旦那のみ)
- 週1〜3日位の頻度で、2〜3時間ほど、夜テレビを見に行く。(旦那のみ)
すごいでしょ!
(ちなみに、我が家にもテレビは有ります。)
でもね、これ、言い換えると、母親思いなんです。(笑)
オーストラリアに引っ越してきた理由は、お父さんの病気が理由。
こちらに来て8ヶ月後に亡くなりました。
だからお母さんが寂しくならないように。
そしてお母さんも80歳なので、残された時間も限られています。
一緒に過ごしたいんですよね。
(ちなみに義理母は旦那の姉家族と同居しています。決して一人暮らしでは有りません。)
彼はただ、家族思いなだけなんです。
なので、
私の母親も大切にしてくれますし、私の家族のことも優先してくれます。
私が姉と電話で3時間以上話してても、何の文句も言いません。
姉の旦那は、まだ話してるの〜とか言ってくるらしいです。
結婚当初は、旦那のマザコンにうんざりしていましたし、
正直、義理母と旦那の関係に嫉妬していました。
だから義理母が嫌いでした。
でも今、自分も子供を持ったのでわかります。
家族を大切にするのは、悪いことではありません。むしろ良いことです。
そう考えられる様になりました。
年上(義理母)を敬い、リスペクトの気持ちを忘れない。
義理母も80歳、高齢です。
もう、おばあちゃんなんです。
以前、お義父さんが入院したとき、
義理母は24時間、お義父さんに付き添っていました。
病院のソファーに1ヶ月も寝泊まりしていました。
1日2時間ほど家に戻り、
シャワーを浴びて少しリラックスしてからまた病院へ。
その間は、誰か他の家族メンバーがお義父さんに付き添う。
高齢で体も大きい義理母が、
ソファーで1ヶ月も寝るだなんて、大変だったと思います。
この家族の繋がり、強い絆には、感動しました。
入院は1回だけではありません。
亡くなるまで何度もしていますが、
入院の度に彼女は24時間、お義父さんに付き添っていました。
もう普通にリスペクトですよ。
私も色々と見習わなくてはいけないと思いました。
やはり80歳の彼女との経験値には、
私なんて比べ物にもなりません。
そこは好き嫌いの感情は抜きにして、
尊敬しています。
最後に、義理母といい関係を作るのは自分次第。
このページにたどり着いたということは、何かしら旦那さんの家族、特に義理母と問題がある方が読んでいると思います。
家族になったとは言え、所詮他人です。旦那ですら他人なんです。
他人の考えは変えられません。不可能です。
変えられない事を、変えようとするのをやめましょう。
義理のお母さんは、一生変わりません。
そのままです。
それに抵抗するのではなく、
その変わらない義理母を受け入れましょう。
この意味の受け入れるとは、
彼女がそういう人間だと理解する事です
そして自分の行動を変えましょう。
唯一変えられる事は、自分の行動、思考だけです。
- 見方を変え(ポジティブに捉える)
- 自分の軸を決め(ブレない)
- 相手を受け入れる。(リスペクトする)
これを常に意識して接する事。
時間はかかるかもしれませんが、確実に義理母との関係を改善できると思います。
私は改善しました。
みんなが経験する事です。
でも私のように、抜け出す事だって出来ます!
私の経験が少しでも誰かの役に立つといいな、と思っています。
ぜひ今日から義理母との接し方を見直して見ませんか?
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