ハーフのお子さんを持つ親にとって、
子供の語学力って、結構深刻な問題ですよね。
2ヶ国語を話せるハーフの子供を見ると、
『うちの子、全然ダメじゃん!』と焦りますよね。
わかります!!
私も同じです!!
子供が産まれた時は、
『バイリンガル育児、頑張んなきゃ!』
『子供の将来のために!』
という思いはありましたが、
バイリンガル教育やめました。
やめた理由としては、
- バイリンガル教育は大変すぎる
- 大人になってからでも語学は勉強できる
- 他の子供と自分の子供を比べたくない
以下詳しく説明していきますね。
目次
バイリンガル教育は大変すぎる
子供もそうだけど、
親がね!
バイリンガル教育を断念した、一番の理由は、
親の私が大変だから
これが理由です。
私が考えるバイリンガルの定義
そもそも、
バイリンガルとは、どこまでの能力を言うのか?
人それぞれ、考えが違うと思うのですが、
私が考えるバイリンガルとは、
- 英語と日本語で、読み書きが出来る。(新聞を読める、レポートが書ける、仕事ができる。)
- 日本語と英語で会話、コミュニケーションが取れる。(仕事ができるくらい。)
要するに、
英語と日本語の能力がイコール
ということ。
でも、これって
普通に考えても大変ですよね??
日本人が日本語で教育を受けて、ようやくこのレベルになるのに、
もう一つの言語も同レベルの語学力。
そもそも十分な時間が取れない
子供が学校に行き始めたら、1日の殆どの時間を学校で過ごします。
うちの場合は、オーストラリアに住んでいるので、英語がメイン。
1日の殆どの時間を、英語を話して過ごします。
放課後も学校の宿題や、習い事がある為、
日本語の勉強をする時間が、本当にないんです。
寝る時間を削ってまで、勉強させる気もないし、
子供だってリラックスしたり、遊ぶ時間も必要だと思っています。
勉強する、勉強させる気力が残っていない
学校で勉強して、
宿題して、
習い事に行って、帰ってきて子供が、
日本語の勉強を、するはずがないでしょ!!
以外に子供って、忙しいんだよね。
疲れている子供に、さらに日本語の勉強をさせるのは、不可能です。
親の私はというと、
子供の学校や、習い事の送り迎えして、
宿題をみてあげて、
夕飯作って食べさせて、
家事やって、
子供のお風呂やらなんやらやった後に、
日本語の勉強をみてあげるなんて、
私はできません。
専業主婦の私でも、できません。
なにより、
嫌がる子供を勉強させるほど、大変なものはありません。
学校の宿題をさせるのに、いっぱいいっぱいです。
子供が小さい時は、良いんです。
英語と日本語で話しかけていれば、
勝手に英語も日本語も、ある程度は話せる様になります。
問題は、学校に通いだしてからです。
子供も自分の意思が出てくるので、
やりたくない事は、やりたくないんですよね。
大人になってからでも語学は勉強できる
バイリンガルで育った人って、
本当に、ごく一部の人だと思います。
英語がパーフェクトに話せる日本人の殆どが、
大人になってから、勉強した人です。
日本語がペラペラの外国人もそう。
私が学生時代に知り合った、オーストラリア人のお友達の話。日本に留学して、必死に日本語勉強したのち、宮崎県庁で仕事をするくらいまで日本語が上達しました。
彼女は生粋のオーストラリア人です。
私の周りにいる英語がペラペラの人たちも、
大人になって(もしくは学生の頃から)英語の勉強をした人達で、
子供のうちから、バイリンガル教育を受けた人ではありません。
本人の努力なくして、バイリンガルにはなれない
子供のうちに始めようが、大人になってから始めようが、
結局は、
本人の努力次第。
本人が勉強しないことには、バイリンガルにはなれません。
子供のうちから、ストレスをためながら勉強しなくても、
大人になってからだって、遅くはありません。
本人がヤル気になれば、やるでしょうし、
ならなかったら、それはそれ。
子供の人生は、子供が決めればいい
結局は、
子供が決めればいいんです。
親として、もちろんアドバイス等もしますし、間違った方向に行かない様に、
見守る必要はあります。
しかし、親の過剰なコントロールは必要ないと私は考えているので、
子供の自主性に任せています。
親が強制するよりも、
親が見本となって勉強したり、
『2ヶ国を話せると、こんな事ができるんだよ〜』
そう教えてあげる方が、
子供も、勉強する意図がはっきりすると思います。
日本に一時帰国した際に、
レストランなどで子供に注文させ、
日本語が話せると、便利だと感じさせて、
2ヶ国語が出来る利点を、子供自身が感じれば、
そのうち、興味を持ってもらえるんじゃないかと、思っています。
よそはよそ、ウチはウチ
英語と日本語を使いこなしている子供をみると、
正直、焦ります。
焦りますし、
羨ましいとも思います。
でもね、
やっぱり、他の子供と比べたらダメです。
そんなの子供が嫌がります。
子供じゃなくても、誰だって嫌ですよ。
旦那が、
『〇〇さんの奥さんは、バリキャリでお金稼いで、家事も子育て完璧にやってる』
なんて言われたら、私もキレますし。
そもそも、
各家庭、環境や子供の性格だって違います。
兄弟の有無、両親の言語や、語学力、住んでいる場所などなど。
我が家と同じ状況、環境が同じ家庭なんてないんですよね。
だから、
本当は比べようがないんです。
- あそこの家の〇〇ちゃんは、2ヶ国語ペラペラで〜
- ハーフだから、バイリンガルじゃなくちゃいけない!
そんな、
意味不明なプレッシャーを感じる必要はないんです。
疲れちゃいますよ。
今すぐ、やめましょ。疲れることは。
よそはよそ、うちはうち。
我が家は我が家で、出来ることをすればいい。
それでいいんですよ。
最後に
ちなみに我が家の子供は、10歳と8歳。
上の子が1年生、下のが幼稚園生の年中の途中で、
オーストラリアに移住してきました。
10歳の息子の日本語は、まだなんとか会話になりますが、
8歳の娘は、私の日本語は理解している様ですが、英語で返ってきます。
もちろん、完全に諦めた訳ではありません。
子供には、日本語で話しかけていますし。
でも、私自身に日本人の友達がいないのと、
子供も週末の日本語補習校に通っていないので、
うちの子が、バイリンガルになる確率はかなり低め。
ほんと、頑張っている親御さん、すごいと思います!
でもね、いいんです。
だって、私には無理ですから〜。
でも、子供達は日本の文化も好きだし、日本に行くのも大好きなので、
今後、もう少し大きくなったら、勉強してくれるといいな〜。
そう願っています。
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