イタリア系オーストラリア人と結婚して11年。
約3年ほど前から、オーストラリアに住んでいます。
今は2回目のオーストラリア生活でして、
14年前、初めてオーストラリアで生活した時は、
そりゃもう散々で、軽く鬱っぽくなっていました。
(旦那の実家で同居生活。しかも、当時はまだ結婚もしていない!)
毎日部屋に引きこもり、
自分の英語の出来なさや、
旦那に頼らないと何も出来ない、役立たずな自分に絶望していました。
その後、他の国に引っ越したり、
日本に戻り、結婚・出産するなど、環境や家族構成も変わり、
2016年末に、またもやオーストラリアに戻って来ました。
オーストラリアに住むのが2回目だからか、年を取ったせいか分かりませんが、
オーストラリアに来てから、もうすぐ3年経ちますが、
なんの問題もなく過ごせています。
全くといって、ストレスがありません。
むしろ日本にはもう住めないと思うくらい、馴染んでいます。笑
年を取って経験値が上がり、
柔軟に対応できる様になった。というのも大きいかもしれません。
そこで、
前回の経験、失敗をもとに、
今回のオーストラリア生活で同じ失敗を繰り返さない為に、
自分なりに実践している事を5つ紹介したいと思います。
少しでも、海外生活が辛いと感じている方の参考になればいいな、
と思っていますので、最後までぜひ読んでみてくださいね。
旦那の家族を味方につける
旦那の国に住むと、旦那の家族と嫌でも関わることになります。
家族が遠くに住んでいれば、年に数回ほどの関わりかもしれませんが
近くに住んでいたら、しょっちゅう顔を合わせる事になります。
むしろ、
これが最大のストレスだったりもします。
私はこれを逆に取って、
旦那の家族を、利用しています。(悪い言い方ですが)
でもね、
逆に私も使われています。(笑)
お互い、貸し借りを作りあって、利用しあっています。
変なプライドは捨て、必要なときには頼っています。
それに、
めんどくさい家族のイベントに出ることで、
旦那にも貸しを作っています。(笑)
でも不思議な事に、
旦那の家族に関われば関わるほど、
慣れてくるのか、そんなに嫌でもなくなって来ますし、
仲も良くなって来ます。
あんなに嫌だった義理家族も、今ではすっかり仲良しです。
旦那に頼りすぎない、自分でやる
これは、一番私が気をつけている事です。
英語が出来ないを理由に、頼りすぎるのをやめました。
英語が出来なくても大人なので、
常識で理解出来る事もあります。
それに、聞くのは別に旦那じゃなくてもいいんです。
子供の学校の事なんて、むしろ旦那に聞いてもわからない事の方が多いです。
私はいつも、
学校の事務の人、顔見知りのお母さん達に聞いています。
そのお母さん達と、特に仲が良い訳ではないけど、聞いています。
分からなければ他の人に、聞けば良いんです。
だいたいみんな親切に教えてくれます。
まずは自分でやってみで、できる事はなるべく自分でする。
依存が高いと旦那にも負担だし、
自分自身も、いつまでたっても自立できません。
でもね一番大切なのは、
できない事はしない!
これが大切です。
自分でお手上げ状態なら、頼めば良いんです!
分からないのは、当たり前!
英語読めないのも、当たり前!
それを、自分では何もできない・・・と思うから辛くなるんです。
私は、
めんどくさい書類、手続き関係を自分でしなくて済むので、オーストラリアは天国です!
日本に住んでいた時は、
旦那が日本語を話せない為に、全て私がしていました。
この、めんどくささから解放されて、私は本当に嬉しいです。
日本に住んでいる時は、私がするのが当たり前。
オーストラリアに住むなら、旦那がするのが当たり前。
そんなことで、いちいち悩むのはやめましょう。
他のコニュニティーに属す
旦那への依存の話とも繋がりますが、
家族や旦那と離れた場所で、他のコミュニティーに属する事は大切です。
例えて言うなら、
子供の小学校が、1学年1クラスの学校と、1学年3クラスの学校を比べる時、
1学年1クラスだと、6年間ずっと同じクラスメイト。
友達との結束が強くなり、密な6年間を過ごせるます。
でも、
何か問題があったら、卒業するまでクラス替えがありません。
クラスメイトへの依存が強くなるので、
もし何かあった時に(いじめとか)逃げ場がないとよく言われますよね。
それと同じだと思っています。
コミュニティーがあまりにも狭くなると、依存も強くなりますし、もしもの時に逃げ場がありません。
初めてオーストラリアで生活をした時、私には旦那しかいませんでした。
旦那の家族とも距離を置き、(旦那の家族と同居しているのに!)
友達は1人もいなくて、孤独でした。
読書と日本の友達に手紙を書く事が、唯一の逃げ場。(寂しすぎる!)
当時スマホなんてないし、パソコンはリビングにある為、家族がいるので使いづらい。
しかも、日本語入力できないから、
ローマ字で書かなくちゃいけないという時代でした。
そんな中、旦那と喧嘩になった日にはもう絶望的。
日本人の友達を作るのも良いですし、
語学学校に行くのもいいし、
ボランティアを始めたり、仕事をするのも良いと思います。
気軽に教会の無料の英会話に行ってみるとか、
今の時代、ネットで探せばいくらでもあります。
別に、友達を積極的に作る必要はないですけど、
どこか家以外で、定期的に出かける場所、人と会える場所に行くのはおすすめです。
人と話さなくても良いんです。
家から外に出ることを続けるうちに、そのうち誰かと出会えますよ。
そこから世界が広がって行くと思います。
日本と比べない、その国をリスペクトする
これも意識して気を付けています。
日本だったらこんな事ないのに・・・、そう思う事なんて、しょっちゅうですよね。
特に、オーストラリア人の時間のルーズさや、適当さに本当困っています。
お店のサービス。
電車はすぐに止まる。
家のリノベーションの見積もり頼んだのに来ない。
害虫駆除の業者は約束の時間から6時間も遅れてくる。
日本食のレストランに行っても、大体が中国人経営で、日本食じゃない。
でもそれがオーストラリアですからね。
日本じゃないから当たり前なんです。
オーストラリアだって良い所もあるし、悪い所もあります。
日本だって同じです。
良い所もあれば、悪い所もあります。
いつまでも日本にしがみついていたって、悲しくなるだけです。
ここはオーストラリアで、日本ではない事を、常に意識して生活しています。
そうすると、いちいち残念な気持ちにならないし、笑ってスルーできます。
家族円満になるよう努力する
当たり前ですが、ここが崩れてしまったら、海外生活を続けることが困難になります。
夫婦仲良いのに越したことはありません。
夫婦の仲が良いことは子供にとっても良い影響をもたらします。
そして旦那の家族と仲良くなれば、困った時に助けてくれますしね。
やはり外国人として生きて行くのに、味方がいてくれると心強いですもんね。
最後に、海外生活がつらいと感じている方へ
私は自分の意思で結婚して、自分の足で飛行機に乗って来ました。
決して何者かによって結婚を決められ、
拉致されてオーストラリアに来たわけではありません。
全ては自分で決めたことです。
いくら辛いと嘆いても、オーストラリアは変わってくれません。
結局は自分が変わらない限り、何も変わらないのです。
昔の自分にアドバイスをするなら、
「辛いと嘆く時間があるなら、何かしなさい」
と言いたいです。
辛いと言っているのに日本に帰ることもせず、
かといって、英語の勉強をするわけでもなく、
友達を作ろうとするわけでもない。
ただただ愚痴ばかり言っていました。
自分はなんて不幸なんだろうと。
今なら分かります。
誰もこの辛い環境から、助け出してくれる人なんて現れないってことを。
誰も助けてはくれませんし、
自分の背中を押してくれる人なんて、絶対に現れません。
自分以外に、自分を助けられる人なんていないんです。
自分の背中は自分で押すしかないんです。
海外生活を楽しく過ごせるかは、自分次第です。
旦那でも、オーストラリアでもありません。
それが本当にわかった時に、状況は変わっていきます。
辛いと思う時こそ、自分で解決していかなくてはいけません。
これを乗り越えた先に、必ず楽しい生活が待っています。
一歩でも半歩でも、昨日よりも前に進んでいきましょう!
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